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大好きなあなたへに自分が美味しいチョコレートをあげたいと思ったの。 でも私は、砂糖と塩を時々間違ってしまうからお菓子作りはちょとだけ苦手。 それでも去年のバレンタインは頑張って手作りチョコをあなたに渡せてよかった。 でも、今年は違う。 自分での手作りチョコレートもいいけれど、やっぱりTVでみたパテシェとかいう人の作ったチョコレートはとっても見た目が綺麗で美味しそうだった。 だから私は悔しいけれど今年はチョコレートを買うことにしたの。 やっぱり好きな人には最高に美味しいチョコレートを食べてほしいと思ったから。 でも私にはお金がない。 だからバレンタイン期間中にアルバイトすることにしたの。 そこなら色々なチョコレートを食べ比べれるから。 そうしてバイト最終日。 給料を手渡しでもらっったその足で私はバイト先の一番美味しいチョコレートを買って、その足であなたの家へ真っ直ぐ向かったのよ。 深夜の12時まで後1分。 ああギリギリ間に合った・・・。 でもあなたの部屋は電気が消えていた。 だから玄関ポストにチョコを入れて帰ってきたよ。 おやすみなさいって言いながら。
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