忘れていた記憶

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〔あとがき〕  あまりファンタジーは書かないのですが、ふと思い付いて、文章にしてみました。  私は、白黒はっきりしたENDのほうが好きなのですが、今回はあえてモヤモヤとした、グルグルとしたまま終わることにしました。  わかりやすいネタばらしをすると、家族3人も祖母も生き返り、先輩も後輩もプロジェクトも最初の場面に戻ります。  しかし、そこには美幸の存在はありません。  ただ美幸は、存在しない未来を見ることは二度となく、記憶だけはグルグルと過去を巡り、時折ユキの声を聞きながらエンドレスにそれを繰り返します。  それがユキが美幸に与えた代償ということですね。  わかりにくかったらすみません。  少しでも楽しめていただければ幸いです。  ここまで読んでいただきありがとうございました。 雪村こはる
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