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「……流石に、店で寝泊りは困りますけど。外回り要因として雇うのは、俺も賛成です」
そう言ったレアンに、恵理も含めた一同の目が集中した。そんな視線に怯むことなく、レアンが言葉を続ける。
「人手が足りないのは事実ですし、店長に好意を持つこと自体は仕方ないと思うんですよね……だけど、間違ってもこの人に店長が店員以上の好意を持つことはないでしょうから。むしろ、それを痛感するのがこの人への罰になるんじゃないですか?」
「お前、可愛い顔して酷いなっ!?」
「酷くないと、そもそも罰にならないじゃないですか」
「うっ……」
淡々と容赦のないことを言ったレアンに、最初は噛みついたグイドも言い負かされて呻く。そんな二人を見て、ティート達も反対をやめて恵理の我が侭を許してくれた。
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