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不思議な出会い
数々あるなかでの不思議な出会い
「そこのお兄さん、狐憑きだよね。いい狐様のようだね。僕も同じ狐憑きだよ。君とは違った感じの出会いだけど」
え、誰?急に声かけてきて怖いんだけど…
「はぁ…貴方の名前は?なんで狐憑きと分かったんですか?俺は何も貴方には言ってませんが。」
「ん?僕?名前は日向蒼空(ひなたそら)。歳は25歳。仕事はんー探偵的なことしてるよ。」
茶髪でくせっ毛で目もちょっとつり目な人だなぁ
「日向さんですか。それで俺に何の様でしょうか?」
「実は僕の探偵事務所に入ってほしいんだよ。」
「探偵事務所?どんな?俺に何の利益があるのでしょう?」
「心霊を扱ってる探偵事務所だよ。狐様の扱い方とか教えてあげるよ。」
「扱い方……」
急に緋紅の気配がした
「お主、狐憑きだと申したな?それはどのような?」
「はい。陰と陽を持ち得てる狐様でございます。」
「陰と陽……それは扱い方も、難しいのではないかえ?」
「はい、苦労しました。狐憑きと申しましても親から僕の体に封印したようなものでございます。」
「なんと…人の世は変わったな。」
「楓鵺、此奴に世話になれ。我からは簡単には教えることが出来ぬ、すまん。」
「それは別にいいけど、緋紅はそれでいいのか?俺が緋紅を扱き使うかもしれないんだぞ?」
「別に構わん。我を扱えるよう早うなれ(ニヤリ」
「分かった」
「やったー!仲間が増える~!」
「あ、あの、日向さんこれから宜しくお願いします。」
「こちらこそよろしく。」
風がふわりと吹く
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