心霊事務所

1/1
前へ
/20ページ
次へ

心霊事務所

この間、出逢った日向さんの事務所に行くことに。どうやら、神社近くに事務所があるとの事。 何か持って行った方がいいかと思い、和菓子を持っていくことにした。 道路に面している建物の2階が事務所とこの間言ってたがすぐにわかった。 「すみませーん、日向さんいますか?」 シーンとしてるが途端、ガタガタとポルターガイスト現象が起きびっくりしてると 「ご、ごめん。びっくりさせた?俺の狐が君の狐様に驚いて慌ててるんだ」 ん?となりがら聞いてみると 「君の狐様はそれはそれは偉い狐様なんだよ。僕の狐は下っ端なんだよ、僕が教えてなかったからびっくりしてね笑」 「緋紅、俺そんなの聞いてないんだけど…」 「ありゃ、言うとらんかったか…すまんすまん笑」 「はぁ…これからはちゃんと言えよ。困るの俺だから。」 「そりゃそうだな。わかった」 「緋紅様何故このような小童に憑いておられるんですか」 「お前は楓鵺の霊力も分からんのか!?だからお前はいつまで経っても下っ端のままなのだ!!」 「ひぃっ!?すみません…楓鵺様」 「いや、別に気にしてないけど、日向さんこの狐の名前はなんですか?」 「虹矢。虹に矢と書いてこうやって読むよ。」 白い狐…でも、首辺りに虹色の勾玉をつけてるでも、どこか懐かしい様な…懐かしい?おかしい。俺は知らないはずだ。 「虹矢…いい名前じゃないか。俺はこれからお世話になる楓鵺楓と鵺と書いてふうや。よろしく」 これからが楽しみになっているのが自分でも、わかる。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加