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一週間ぶりに貴方の顔を見た。 いつも通り平然とおはようございますとか、お疲れ様とか 顔は見てないけれど 普通だった。 でもまだ一週間しか経っていなくて まだ想いを引きずる 私にとっては拷問でしかない。 その日、私は空回りしすぎて倒れた。 立ち上がるときに手を差し出したり 肩支えてくれたり 大丈夫ですって強がっても傍にいてくれて 「ーーだってまだ振られて日が経ってないんですよ!」 少し怒鳴り込んで、でも言葉にするのが恥ずかしくて、目を反らして言ってしまった。 違う 私はただ、貴方と話したかっただけなのに。
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