淡い初恋

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 カフェ行くことが決まり、こっそり施設にある雑誌などで確認する。 やはり図書室の本だけに頼れなかったのだ。 それと有美に恥をかかせたくなかったからだ。 テレビも見てみた。 映像で見る限りは高級感のする場所なようだ。 秘かに期待している自分に気付き、わくわくする気持ちを抑えることが出来ずにいた。 (そんなに嬉しいか?) 心の中の俺に聞く。 (有美が連れてってくれるんだろ? 当たり前じゃないか) 俺は自問自答を暫く繰り返した後で、やはり有美が大好きなのだと思った。
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