死ねない身体

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 そんな幸せも長くは続かなかった。 養父が俺を棄てて逃げ出したようなのだ。 本当は殺されたらしい。 それもこの俺に殺られたそうなのだ。 俺の耳にもそんな噂は届いていた。 でも身に覚えはなかったので無視することにさた。 その時からシカト状態が益々酷くなったので、俺が何かをやらかしたと勘繰っていた。 その時俺は14歳未満だった。 たとえ殺人を犯したとしても罪には問われない。 俺は養父は何処かでまだ生きていると思っていた。 相変わらず俺の耳に養父殺しの不名誉な噂も届く。 でも塞いでいた。 俺は本当に養父を殺していないのだから……
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