死ねない身体
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俺は諦めずに養父の姿を探して回った。 『あの子、人殺しのくせに』 『自分は違うって見せ掛けるためかもよ』 そんな心無い陰口も聞こえていた。 だけど、俺は本当に遣ってない。 だから必死に探しているんだよ。 自分の無実を証明するためではない。 俺は本当に養父を愛していた。 だから甘えたいんだ。 ただそれだけだった。 俺を抱き締めてくれるたった一人の存在を求めているんだ。
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