淡い初恋

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 そんな時、俺は大抵有美に助けられる。 ソイツ等は俺に向かって暴言を吐きながら逃げていくんだ。 だって有美は物凄く強いからだ。 でも不思議だ。 有美と俺は此処に入った時が初対面でないような気がするのだ。  今日も又有美に助けられた。 男なのにカッコ悪い。 「やーい死神」 ソイツ等は又俺に向かってあの言葉をぶつけた。 (死ねない体だから、死神って言われるんだ) 俺は益々凹んでいた。 「お前なんてどっかに行っちまえ」 「そうだ。お前なんか消えて無くなれ」 遂に其処まで言われた。 「解ったよ。行ってやるよ」 行く宛もないのに、俺も負けずに反撃した。
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