第參章☆魔王剛臨

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なんと!北一輝の機関説機関砲の多銃身に、 全部棒手裏剣が詰め込まれていたのだ! 「おのれ女忍者風情が!ぎゃああああああああ!」 毎秒千発も連射出来る故、 北一輝は機関説機関砲を止め切れず、 標的怨霊弾は行き場を無くして大爆発した! 「単発式なら、 気が付いた時に止めれただろうに」 「萩軍曹!説明は後! あいつの魂貴方が収めなさい。 貴方死神や鬼神は沢山斬ってたけど、 標的怨霊はまだでしょ?」 「おぉそうだった。 とんだ初陣であるなあ」 暗行が伊勢の斎宮の竹に大祓詞を刻み、 ヒイロカネとオリハルコンとウーツ鋼にカーボンを複合した、 特殊合金を注連縄で結んだ水筒を渡すと、 人魂になって呻く北一輝に、 萩は大祓詞を唱える。 「彼方(おちかた)繁木(しげき)(もと)焼鎌(やきがま)利鎌以(とがまも)ちて打祓う事の如く、 (のこ)る罪は(あら)じと祓い(たま)(こと)を」 自分達を利用したとは言え、 萩は戦友を悼むように北一輝を封印した。
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