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なんと!北一輝の機関説機関砲の多銃身に、
全部棒手裏剣が詰め込まれていたのだ!
「おのれ女忍者風情が!ぎゃああああああああ!」
毎秒千発も連射出来る故、
北一輝は機関説機関砲を止め切れず、
標的怨霊弾は行き場を無くして大爆発した!
「単発式なら、
気が付いた時に止めれただろうに」
「萩軍曹!説明は後!
あいつの魂貴方が収めなさい。
貴方死神や鬼神は沢山斬ってたけど、
標的怨霊はまだでしょ?」
「おぉそうだった。
とんだ初陣であるなあ」
暗行が伊勢の斎宮の竹に大祓詞を刻み、
ヒイロカネとオリハルコンとウーツ鋼にカーボンを複合した、
特殊合金を注連縄で結んだ水筒を渡すと、
人魂になって呻く北一輝に、
萩は大祓詞を唱える。
「彼方の繁木が本を焼鎌の利鎌以ちて打祓う事の如く、
遺る罪は在じと祓い給う事を」
自分達を利用したとは言え、
萩は戦友を悼むように北一輝を封印した。
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