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優しさは
結局あの後章人さんによって家まで抱えられて。
ぐっすり部屋で寝てたらなにやら章人さんの楽しそうな声が聞こえたから目覚めてしまった。
な、何事?
「可愛いなーお前は、よしよしー」
『…』
なるほど。
「ほれほれっこっちだこっちーあー捕まったー…あん?なんだその顔は」
うわ見てるのバレた。
絶賛章人さんが遊んであげている生き物は玩具に夢中らしくこちらの様子に気がついていない。
「可愛いだろ?俺のにゃんこ」
『はあ』
本当にこの人猫飼ってたのか。
「まあな。お前みたいに捨てられてたんだよコイツ」
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