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高御産須日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)という神の名にみられる「産巣日・むすひ」という言葉。それは、「何かと何かが結ばれて、新たな何かが生まれる」そのように解釈できるとお話しました。これになぞらえて言うなら、人間が「言語」という道具を持つことができたというのも、「音」と「意味」の「むすひ」によるものと言うことができます。「日・ひ」という語は、このあとも『古事記』の中で頻繁にみられます。そこにまた、神話を推理する何らかの糸口が見つかってくるかもしれません。
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