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「どうぞお掛けください。」
そのままの表情で彼が声をかける。
「あの、ここは・・?」
「ええ、貴方の頭の中は疑問で一杯なんでしょう。
・・大丈夫です。ここで貴方を罪に問うわけではありません。
今から行うのは進路相談のようなものです。
まずは安心して下さい。
この男も貴方が大人しくしていれば危害を加えません。
さぁ、どうぞ。」
闘志を剥き出しにしたような男を気にせずにはいられない研次だったが今は従うしかない。
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