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ワタシ
「闇暁くん、そこから
動かないでね?」
闇暁くんはこくりと頷き
ワタシは職場のスーパーで買った
贅沢生野菜サラダを取り出して
テーブルの下にいる
闇暁くんに差し出した…
闇暁 黒影
「生野菜!」
奪い取るような勢いで
ワタシの手から商品がかっさらわれ
テーブルの下で乱暴に
容器を開く音がして
つい覗き込んでしまった!
こちらに背を向けて
まるで飢えた獣のように生野菜に
食らいついていたっ
い、今…声をかけるのはやめとこうかな…
ワタシは手を合わせて
いただきますの挨拶をして
テレビをつけて夕飯を食べ進める
『最近、一人暮らしの女性の家に
盗聴器が仕掛けられることが多いです
あなたの家は大丈夫ですか?』
盗聴器かぁ…
この部屋には無いよね
そもそも、盗聴器仕掛けるには
家に入る必要があるだろうし…
うちには隙間男の
闇暁くんがいるから
簡単には仕掛けられない気がする
まあ、ワタシは大丈夫でしょう!
お魚、お味噌汁、ご飯
順番に食べながらテレビを見る
『侵入者はあなたの留守を狙ってます!
いつも置いてある物の場所が
変わってたりずれてたりしたら要注意!』
なるほど…
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