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あれ、急に静まり返っちゃった…
テーブルの下で聞こえてた
食事音も消えてるから
ワタシはテーブルの下を覗く
闇暁くんがいなくなってる!
…空っぽの容器、いつの間にか
ゴミ箱に捨ててあるし…
ワタシ
「闇暁くん…?」
まあ、いっか…
ワタシは夕飯を食べ終わり
空になった食器を
流し台に持っていく…
なんか、この部屋…異質よね
やっぱりあの人がいるから?
食器を洗って乾いた
タオルで拭き棚にしまう…
歯磨こっと
ワタシは食器を片付けて
洗面所に向かう
そして歯を磨いた
視線を感じる!
歯を磨きながら
辺りを見回すワタシ…
赤く光る瞳が洗濯機と
壁の間から覗いてた!
口をゆすいで
壁と洗濯機の間に視線を向ける
ワタシ
「闇暁くん…
いつもどこで寝てるの?」
赤い瞳が一旦消えて、また浮かぶ
闇暁 黒影
「…暗いところ…」
暗いところかぁ
ワタシ
「生きてたときは?
やっぱり、ベッドとか布団?」
赤い瞳が頷いたように揺れる
闇暁 黒影
「キミ…が…今寝てる部屋…
オレ…の、寝室…と同…じ
オレ…も、ベッド…で寝て…た。」
やっぱりそうなんだ…
ワタシ
「寒かったら…ワタシのベッドに
入ってきても良いんだよ?」
あら、赤い瞳がスーッと
消えちゃった…嫌だったのかな……
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