2人が本棚に入れています
本棚に追加
ワタシ
「違うわ、闇暁くん
前はアナタの部屋だった
かもしれないけれど…」
ワタシは下の押し入れを開けて
足を引っかけて小さい
引き出しに近づこうとする
闇暁 黒影
「う…!」
あ、小さい引き出し閉められた!
手がかけられないっ
ワタシ
「きゃっ!」
バランスを崩してワタシは寝室の床に
おしりを打ちつけてしまった!
ワタシ
「いったぁ…」
もう!ワタシが近づくと
逃げちゃうのね…
闇暁 黒影
「キミ…は、生きてる…の?」
!
ワタシ
「闇暁くん…!」
ワタシは寝室を見回す…
あ、いた!
今度はベッドの下の隙間にいる!
人が入れないほど狭い隙間なのに
なんで…そ、そっか…
もしかして隙間男?
ワタシは少し離れた所から
ベッドの下を覗くため、床に寝そべる
闇暁 黒影
「キミ…は、生きてる…の?」
さっきと同じこと訊かれてる…
ワタシ
「い、一応はね…
アナタって隙間妖怪よね?
だから、そんな所にも
入れるんでしょ!
アナタ…最初は人間だったの?」
ワタシはベッドのしたにいる
闇暁くんに訊ねた
闇暁 黒影
「たぶん…
オレ…は、電球の交換を…した
だけど…バランス崩したんだ…
長い…紐…電気の…紐
あれが、首に…絡まった」
…ま、まさかそれで…!?
最初のコメントを投稿しよう!