第Ⅱ話 ≡奇妙な同居人≡

3/6
前へ
/15ページ
次へ
スーパーに時間通りついて 6時間きっちり働いたワタシは サラダ売り場で 贅沢生野菜サラダを手に取り レジに並び… 会計を済ませて自宅に帰った 玄関の扉を開いて家の中に入り 内側から鍵をかける 電気を全部消して 出てきたから部屋は真っ暗… ワタシ 「ただいま~」 「…おかえり…」 ! ワタシ 「闇暁くん…!」 今の声は確かに闇暁くんだ… やっぱりあれは夢じゃない! ワタシの部屋には もう一人、奇妙な同居人がいるんだ…! だ、だけど…今度はどこから? ワタシは部屋の電気を 必要な場所にだけつけた 一気に部屋が明るくなる そのあとはしーんと静まり返って とりあえず、ワタシは脱衣場に向かい 戸を閉めて服を全て脱ぎ 浴室にすぐに入った 脱衣場の隙間から覗かれても困るしね… 髪と体を洗い、タオルを手に 体を拭いて紅色のパジャマに着替え ワタシは台所でごはんと味噌汁 あと煮魚を作って食卓に並べる さっそく食べようとしたとき 食卓の下から視線を感じた… ワタシ 「あ、闇暁くん!こんな所に…」 そう、彼が体育座りをしながら こちらを見上げてきていた 闇暁 黒影 「煮魚…美味しそう」 そ、そういえば…闇暁くんには 別に贅沢生野菜サラダを 買ったんだったわ!image=509401004.jpg
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加