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「安心してください。取って食ったりしませんよ」
え、何故に俺の考えが?
「さぁ、何ででしょう? フフフ……」
こえぇ! この人、俺の頭ん中を読めるのか。やっぱり、人間じゃないんじゃ……。
「御察しの通り、私は人間ではありません」
やっぱりぃ! その神々しいお姿からして神様か何かですか?
「そうですね、私は貴殿方の言う“神”と言う存在です。正確にはちょっと違うのですが、その辺りを説明すると長くなるので、いずれ機会があればお話ししましょう」
ん? まぁ要するに神様って事で良いんですよね?
「その認識で構いません」
そうですか。
へー、神様かぁ。目の前に神様が居るってことは、俺死んじゃったのか…………。
…………って! えぇぇぇ!?
俺、死んじゃったの!? いやいや、あり得ねーだろ。俺ちゃんと足あるし。
「貴方は死んではいませんよ。ご安心ください」
良かったぁ。死んではいないのね。
「私は天位百十二柱が一柱『叢雲の綾女』。
突然、この様な場所に喚ばれ困惑しているでしょうが、どうか私の頼みをお聞きください」
あー、頼みを聞くのは良いんだけど、そろそろフツーに喋ってもいいですか?
「え、ああ構いませんよ」
「では、お言葉に甘えて。……で、頼み事とはなんですか?」
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