第2話 学園へ

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「覚えてるぜ、その事件……テレビじゃ結構な騒ぎだったぜ。高校生が家族を殺して血まみれのまま逃走してるって、それだけでセンセーショナルだからな」  秋人の言葉に有希はむっとする。 「それは僕が……!」 「やったんじゃない、って言いたいんだろ。疑ってはいないさ」 「でも……」有希は二本目のコーヒーを開けながら続ける。「結局は僕が殺した、って事にされた……」
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