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私は幼い頃。我が国の現皇帝に忠誠を誓った。お互い五歳の薔薇の咲き誇る宮廷の庭でひっそりと6月の昼。王位継承権は低くしかもΩに忠誠を誓ったのだ。それからしばらくして皇帝の兄たちは流行病で亡くなった。そして彼の王位継承権は第1位に上がった。私は彼の従兄弟でもあったから継承権はあるがそれよりも騎士として生きたかった。彼のマサイアスの騎士として生涯仕えると決めていた。今でも変わらない。
それからマサイアスに相応しいそして護れる自分になるため剣術、勉学を今まで以上に学んだ。
そして20年後の今はマサイアスは皇帝、私はマサイアスの恋人として騎士として側にいる。夢は叶った。
マサイアスを護れる。それがどれほど嬉しいか毎日充実していた。マサイアスは賢王と呼ばれるに相応しい仕事ぶりで周りからも認められている。でも彼はΩでΩが皇帝になるのを嫌ってるやつもいる。我が家もその1つだ。
私はマサイアスを守るためマサイアスのそばにいる。もちろん反乱なんてさせない。反乱するならこの命に代えても食い止める。
今は寮に住んでる。家に帰ると貴方は王に相応しいとかふざけたことを言う両親と兄弟。そんなのに会いたくなくて寮に住んでる。たまにマサイアスの寝室で夜を明かしたり慕ってくれる部下たちがいて幸せな毎日。それは意図も簡単に崩れた。最初はマサイアスは毒を盛られた。幸い早く見つかって命に別状はないが苦しそうで顔色も悪い。許さない。この手で毒を使ったものを殺してやると思った。そして刑罰として犯人であるメイド長を殺した。マサイアスはごめんね。手を汚させてと泣きながら手を撫でてくれた。謝らなくていい。これは自分の意思でしたことそれがきっかけで不穏な空気が流れるようになった。そしていくつもの刺客を殺した。
遂に我が家も実行をしようとした。だからマサイアスを守るために裏切ることにした。マサイアスを守るためにこの命を捧げる。安心してマサイアス。死してもマサイアスの側にいるから
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