一途アイドルα×臆病アイドルファンβ

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僕はある人と体の関係がある。けれど付き合ってはない。いわゆるセフレ。先輩のファンでみんなのアイドルで誰のものにもなってほしくないというのもあるが本心は違う。単なる僕が臆病なだけ、先輩はαだ。確率は少ないが運命の番が現れるかもしれない。実際彼の兄である笹島レイアは運命の番に出会った。現れなくても先輩に相応しいΩかαの女性と結婚するのだろう。βで男の僕はいつか捨てられるのはわかってた。だから傷の少ない方を選んだのだ。そんな自分は最低だと思う。正直大学卒業後はこの関係は自然消滅するものだと思っていた。僕は今、父の会社でαである兄をサポートする勉強のため働いている。先輩はアイドルとして大人気でお互い時間はないが先輩は少しでも時間が空いてると体だけでなくご飯に誘ってくる。ご飯は断ってる、本当は行きたい。恋人みたいに過ごしたいけれど僕はセフレという関係にあるために自分が傷つかないためにそれを拒むのが本当、自分勝手そんな自分が嫌いになる でも、そろそろ関係を終わりにしなくてはいけない 僕にお見合いの話が来た。僕は臆病だから父には逆らえない。仕事も本当は考古学者になりたかった。けれど父の会社の手伝いをするため大学は経済学部に入った。父は僕にとって絶対。だから相手が気に入ってくれたら僕はその人と結婚する
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