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この世の中には男女の他に三種類の性がある。
αとβそしてΩ。αは人数は少ないが優秀で社会的地位の高い者が多いβは一番人工が多く平凡な性だ。Ωは妊娠に特化した性で人工はαよりも少なく発情期が3ヶ月に1度きて男でも妊娠できる。
僕は優秀であるはずのαだ。でも容姿が特別いいわけでもなくかといって勉強も運動も人よりは出来るがそれでもαの中では能力は劣っていておまけにフェロモンを認識することが劣っている。いわゆる出来損ないだ。孤児で行きたい大学があった訳でもなく早く働いて自立したかったから高卒で就職した。就職した所も中小企業どちらかと言うとβと言われた方が納得できるそんな僕。だから僕はβとして生きている。こんな僕に運命の番など現れないだろうと唯一自慢できるとしたら優しくて可愛い妻と可愛い息子と娘がいることだ。βの妻だから二人ともβだ。平凡な普通よりすこし金銭的に余裕がある幸せな生活をしている。僕にはこの3人を守る義務があるたとえ家族を裏切る行為だとしても僕、堤巴(つつみ ともえ)は家族を守るため運命の番である笹島レイア(ささじま レイア)笹島財閥の御曹司で跡取り。かなりの美形の僕とは正反対の男のΩと浮気をする
これは家族を守るためだ
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