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「ねぇ、俺の運命。いつになったら迎えにきてくれるの?俺、もうすぐ発情期なんだ。番にして欲しいな」
と甘えた声で言ってきた。ああ、近くで自分のΩを守りたいと思ってしまったけれど絶対それはできない
「お前が息子を誘拐したのか?」
と思ったより冷たい声が出た。笹島レイアは本当に知らないのだろう。なにそれ、俺はしてないよ。そんな嫌われることなんてしないよ。と言ってきた
「でも、そうだな。多分俺の過激派のファンだと思うから俺が言ったら解放してくれるかもね」
と言ってきた。ゾクっとした。それは笹島の一言で子供は戻ってこないかもしれない。
「お願いだ。なんでもするから誘拐犯に解放するように言ってくれ」
というと笹島は少し間をあけて
「そうだね。俺の愛人になって?本当は夫に迎えて番にしたいけど嫌でしょ?本当は番になって欲しいけど」
と言ってきた。一度だけ体を許して息子が帰ってきたら笹島に知られないところで引っ越そう
「わかった。」
というと契約成立だねといい明日、8時にグレーシャーホテルで
「わかった」
というと笹島は電話を切った。それが俺が浮気をする理由
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