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俺はゴールデンウィークミハルとどこに行こうと考えていた。ミハルが芸能人で人気者だと知ってるけれど恋人になってはじめての長い連休。浮かれていた。けれどミハルにゴールデンウィークどこ行きたい?というと申し訳なさそうにごめん、仕事があってどこにもいかないと言われた。少し考えればわかることだったけど少しは開けてくれてないか期待した。けれど手帳を見せられてぎっしり予定が組まれていた。中には泊まりの撮影もあった。モヤモヤとした。泊まりの共演者は?と聞くと仲が良くてよく話に出るルアンさんだと知り嫉妬した。なんで?なんでそこは俺じゃないの?と思ってしまった。最近自分が重い男になってる気がする。そのうち仕事と俺どっちが大事?とか言いそうだ。そんな迷惑な恋人になりたくない。ミハルとずっと一緒にいたい。
たとえ運命でも重い男は嫌われるだろう。
その日からミハルから別れを切り出される夢を毎日見る。理由は俺が仕事と俺どっちが大切なの?と聞いてミハルは悲しそうにしながら仕事は僕を形成している一部なんだ。雅人はわかってるくれると思ったのにと言われて別れる。そのあとルアンさんがミハルの腰を抱いてどこかに連れて行ってしまう。この不安はどうすれば消えるんだろう。わかってる。ミハルは生まれた時から芸能界で仕事していてそれプラスミハルの両親も大御所だ。ミハルの性格を形成しているのは間違いなく芸能界だと思う。それはわかってる。ミハルが行ってる学校は芸能活動に理解ある学校だ。芸能科もある。ミハルは芸能科に在籍していて友達のほとんどは芸能人。ミハルから芸能界は引き剥がせない知っている。それにミハルは芸能界以外では生きてかれない人種。ミハルからそれを離してはいけないのはわかってる。だけど俺を優先してほしいと言いたくなる
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