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俺はαで成功を約束されてるもののはずだ。だけど俺は沢山の人を殺めた。必要とされない子供が大人に必要にされたかったのだ。
最初は5歳の時に殺した。初恋の相手の恋人だったものだった。元彼につきまとわれてて困ってたから殺した。学校にも両親は死んで親戚にたらい回しになっていて家にも居場所がなかった。彼女は俺に唯一優しくしてくれた。大好きな幼稚園の先生。その遺体は幼稚園の桜の木の下に埋めた。先生が埋めてくれた。力が抜けている遺体を運ぶのは5歳の子供には無理だった。そしてそれから俺は避けられた。優しくしてくれたから恩返しに困ってたから殺したのにと思ってた。そして少しして孤児院に預けられた。そこは表では完璧な施設だった。けれどお金は裏の人間が出していて優秀な子供を裏の世界の人間にする。俺はαの中でも優秀なαだった。しっかりいろんなことを教えられた。必要とされて嬉しかった。そして12年今は17歳で今では裏の世界で有名だ。だけど最近物足りない。昔は必要とされたら自分の体を使ってでも殺して褒められたかった。たくさんペド野郎に抱かれて殺した。けれど今の俺は褒められても嬉しくなくてお金をもらっても味気ない。適当な女を引っ掛けて抱いても物足りない。でも、依頼はたくさん来ていてそれをこなしていた。でも物足りなくてイライラする。
「必要にされたい。それ以外俺は何をほしいんだろう?」
と小さく呟いた。そして気づいた。俺は愛してほしいのだ。自慢じゃないが俺は中性的な美形だ。顔だけで老若男女に愛される。なのになぜ?今更愛してほしいなんて
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