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運命の番。恥ずかしいけどバース性にはあまり興味なくてテレビもつけないし学校に行ってない。だから運命の番なんて知らなかった。これを聞いたのは依頼人からだ。運命の番に恋人を取られたから殺してくれ。愛人の間違いだろ?と思いながら人物を聞いた。ヤバイやつは殺さない。それが長く生きるためのコツだ。
そして殺した。依頼主の愛人とその運命の番をお互いを庇いあっていた。羨ましかった。ああ、これが俺が求めていたものだ。と思った。俺は教えてくれた二人を桜の木に埋めた。桜の木は特別だ。これは最上級の遺体処理。依頼は終わってお金を受け取ってでも味気ないけど俺は高揚感も感じていた。運命の番。それがほしい。どうやったら運命は見つからんだろう。ネットには見つからない方が多いと聞いた。でもほしい。Ωのオークション会場に行けば良い?あまり使わないからお金は溜まってる。きっと落札できる。そして俺はオークションに行った。けれど運命はいなかった。運命はどんな容姿をしているんだろう?可愛い?カッコいい?美人?普通?それとも不細工?でもどんな容姿でも運命だから愛せるんだろう。
性格は?熱血漢?冷徹?明るい?暗い?ポジティブ?ネガティブ?でもどんな性格でも愛せる。
第1の性は?男?女?そんなの些細なことだ。
職業は?警察官、裁判官、弁護士。俺とは正反対の正義な職業はダメだ。それ以外ならどんな仕事でも愛せる。
そうして夢を見るのだ。運命の番の
探し始めて半年。運命を見つけた。その日は獲物を横取りされて苛立っていた。とりあえず八つ当たりで遺体の場所をヴォイスチェンジャーを使って教えた。それで遠くから様子を見てた。そこにいた。クリーム色の髪に青い瞳でカッコいい男の人。気が強くてプライドが高くて優しそうだ。でも職業は警察官。最悪だ。神なんて信じてないけど今、一番殺したいのは?と聞かれたら神様と答えるぐらい最悪だ。
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