Last Survivor

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私が人類最後の希望と成り果ててからと言うもの、 目的を失った自身を鼓舞するように、 今日は特別な日なんだと、そう言い聞かせてきた。 最初は自分を褒めているつもりだった。 破滅した世界の中で、 未だに営みを続ける自分は 髪に選ばれし特別な存在なのだと。 しかし、それはいつの間にか恐怖に打ち勝つための おまじないになっていた。
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