3236人が本棚に入れています
本棚に追加
gateauに電話が入って、颯太は病院に呼ばれた。
お母さんの容態が急に悪くなったのだ。
ここ数日、お母さんは目を覚まさなくなってきていたので、
夏希ちゃんが付き添っていた。
理解していても、感情は別だ。
颯太は動揺して、立ちすくむ。
私は手を握り、声をかける、
「後で、行くから、夏希ちゃんが待ってる。」
と顔を見ると、やっと私の瞳に焦点が合って、ゆっくり動き出した。
オーナーが
「店のことは気にしないで。」
と声をかける。
颯太は頷いて、店を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!