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「酒飲もう、酒!ガンガン飲んで元取ってやる!」
「私は良いや、悪酔いしそうだから」
「じゃあ取ってくる!」
「いってら~」
私は一人で飲み放題のバーカウンターへ向かう。
すると先程見た後ろ姿。
近付こうか迷った。
でも無視すればいっか。
だって私から行きたいところを避けるのってなんか癪だし。
私はカウンターに行き、店員さんにビールを注文。
すると隣から視線を感じるが、無視を決め込む。
「よ、沙希じゃん!おひさ!」
だが声が飛んできた。
横から飛んで来た益々苛々させる声に私は更に不機嫌顔になる。
アンタ、中学の時から一ミリも変わってない。
「貴方、どちら様?私は全く存じあげませんけど」
私は真正面を向いたままそちらにも向かずに返す。
「酷くない?冷たくない?同級生じゃん」
アンタに言われたくない!
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