2 ど、ど、どうしよう!

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「ねぇ、何でホテルに行く事になったわけ?」 『え?光輝に誘われて……』 「どうやって?」 『さっきから質問攻めだね』 「だってモヤモヤするもん。で、どうやって?」 『えっと、トイレ出たら光輝がいて、一緒に抜けようって……』 「ねぇ、ズバッと訊いていい?」 『何?』 「……高遠君にちゃんと好きって言われた?」 『…………』 そう問い掛けると長い沈黙を作る絵麻。 「もしもーし、絵麻ちゃーん?」 『朝起きたら、用があるからってすぐに帰って行った……』 「え」 高遠君は中学の時から絵麻を大切にしていたし、昨日久々に見た彼は雰囲気も変わってなかったし、酷い男だとは思えない。 だけどその行動は…… 「ねぇ、こんな事言いたくないけど、高遠君、ヤりたかっただけじゃないよね?」 思わず私が本音をポツリと溢すと、再び広がる沈黙。 私が不安になるような言葉を投げてどうする!
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