2 ど、ど、どうしよう!

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「でも高遠君がアツヒロみたいなチャラ男とは思わないし、絵麻とだって中二から五年間付き合ってたんだから、酷い男なわけないわね!ごめん、変なこと言っちゃって!」 『う、ううん……』 焦って取り繕ったが電話の向こうの声は覇気がない。 「同窓会は一ヵ月後の第三週の土曜日ね」 『うん……』 「じゃあまたね」 『またね……』 絵麻、大丈夫かしら……。 もし高遠君が遊びだったら、同窓会でボッコボコにしてやらないとな……はっ! 絵麻のことは物凄く心配だけれど私、他人の心配してる場合じゃなかった。 アツヒロと……シたのかしら…… うぅ~ん……。 頭を両手で押さえながら唸る私。 だけど何度も記憶を掘り起こそうとしてもやっぱり思い出せん……。
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