第1話 前置きと言うよりも、愚痴かも? (1)

2/18
前へ
/183ページ
次へ
(本文) 特にあの頃の時代は、ワシらの住んでる町には二十四時間ストアーなども無くてね。菓子屋やタバコ、ジュースなどを購入して来いと夜間に命令されると、本当に辛かったよな。 それにな、それだけならいいけどな。先輩達が虫の居所が悪くなると、本当に殴られたよ。嫌なぐらいに……。 まあ、そんな訳だから。ワシの顔は、たびたびアザだらけにも、良くなったんだよな……。 だけどな、良い事も沢山あったよ! 年上相手だけど。童貞君捨てるのも早かったんだ。 それにさ、良く目立ちもしたね。 髪型はアイパーでリーゼント! ハエが止まれば、動かなくなるほどついたポマードに。とてもテカテカした頭なんだ。 そんなワシのファッションの方は。チビの癖に、校則違反の長めの学ラン。中ランという奴をチョイスして、上に着込んだんだよね。 それでさ、制服の中には。花と竜の刺繍が入っていて。ズボンの方もダボダボのボンタンを穿いていたんだよ。
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加