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第1話 前置きと言うよりも、愚痴かも? (1)
(本文)
ワシは昔から凝り性なのである。
だから若い頃から趣味多彩で。気に入れば何にでも手を出してきた。
最初に凝ったものは、幼少からのお絵かきで。真剣にマンガ家の先生になりたいと、考えた事もあったよ、マジでね。
それでな、次に凝った幼少期の趣味はな、皆も一度は経験があるとは思うけど?
某アニメの宇宙戦闘艦艇やロボットなどのプラモデルかな?
これをワシは、中坊までの趣味としたんだよ。
まあ、その、あれだよ。マジでハマったよ。今でいうオタクというやつでね。
プラモだけに飽き足らず、市内のデパートに売りに来る。アニメのセル画やポスターなども、小遣い貯めれば購入しに行ったんだよね。
だから幼少期のワシはな、家にこもりのオタクというやつだったよ。
……でもな、そんなワシも。中坊からは少し違ったんだ。
小学生までのオタクのなりを潜めてな。ヤンキーと言われる部類に所属したよ。
特にワシは、子供の頃から。年配者を敬う所があってね。いざ中学に入学してみると。普通ならば恐ろしくて、近寄る事もままならないような先輩達が。
実は幼少の頃からの、良く遊んで頂いた、近所のお兄ちゃん達ばかりだった。
だから一年生であるにもかかわらず。直ぐにヤンキーの仲間入りを果たしたよ。
小学生に毛が生えたくらいの身長しかないワシが。校内を肩を振り歩いたのだから、それはもう目立ったね。
……でもまあ、そんな容姿のワシも、一年生の頃はパシリばかりしてたよー!
だから辛い事も多かったよ……。
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