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「白状したな、押し込み強盗一味、巳之助の情婦可奈・・・女を獄衣に着替えさせろ」
鬼同心と呼ばれていた鬼頭源三郎は岡っ引きの助平と闇吉に命じた
「それじゃあ、お嬢さん、そんな綺麗な着物を汚すのはもったいない、獄衣に着替えて下さい」
闇吉は猫なで声で可奈に命じた、小町娘と謳われる呉服問屋大森屋の一人娘に同心の源三郎様が目を付けていたとは、闇吉はゴクリと唾を呑み込んだ
助平は可奈を立たせて縄を解いた
「おい、着物を脱いで、これに着替えろ、生娘じゃねえんだろ、早くしろ」
岡っ引きの助平が乱暴な口調で言った
「さぁ、早く脱いで下さい」
闇吉が舌舐めずりをしながら促した
大棚の一人娘で育った可奈にとって男達の前で素肌を晒すことなどできなかった
「おい、早くしねえと、無理やり剥ぐことになるぜ、いいのか」
源三郎は薄笑いを浮かべて可奈の体を嘗めるように見回した、可奈は観念して自分で帯を解きだした、男たちは腕組みをしてニヤニヤしながら眺めていた
鮮やかな花柄の振袖が可奈の肩をすべり落ちた、可奈は雪のように白い絹の長襦袢の姿になった、女の甘い香りが漂った、これ以上脱いだら湯文字一枚の姿になってしまう、恥ずかしさの余り可奈は、その場にしゃがみこんでしまった
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