第2章 夜の公園

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第2章 夜の公園

「あ、あのさ。この後、ちょっとドライブ行かない?」 いつもの週末のように、二人で食事をした後、いつもなら私の自宅まで車で送ってくれるところだけど、この日、10月の最後の日曜日の夜、コースケは久しぶりに私をドライブに連れ出した。 特に断る理由もないのでOKする。 「お、珍しいじゃん、いつもは早く帰って寝たがるコースケがドライブ誘うなんて。どこに連れてってくれんの?」 「うん、まあ…」 返事が鈍い。 コースケのやけに神妙な顔を見て、なんとなく予想がついた。 “今日かな?” 実はちょっと前から、コースケの口ぶりで、なんとなくそろそろかなとは、思ってた。 今日は私もあえてそれ以上は何も聞かず、勝手にドアを開けて助手席に乗り込む。 …私、園田マユミの彼、コースケ、木山浩介は私の一つ年下の28歳。大学の同級生で、地元も一緒。大学時代に、体育会系じゃない方のゆるーいバスケットボール同好会で出会った。 コースケはプレーヤーで私はマネージャー。 大学入った時は、私は彼の先輩だったんだけど、色々あって、卒業する時には同級生に。     
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