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ここは、街で人気の花屋『アノーズ』二人の男性が営んでいる、主婦に人気のお店だった。
天「よし、陸人こっち終わったよ。」
店先に花を並べて、水をあげていたのは九崎天(クザキソラ)
陸人「ブーケも出来たー!!」
奥でブーケを作っていたのは七海陸人(ナナミリクト)
小さい頃からの幼馴染の二人が営んでいた。
陸人「あれ、天何聞いてるの?」
開店準備が早く終わり、しばらくのんびりすることになった。
そのとき、天はパソコンで何かを聞いていたのだ。
天「これ?曲だよ。AItubeにあがってるやつ」
陸人「へー。作曲者は『YK』?ユーケー?」
天「ユキだよ。良い曲ばかりなんだ。」
陸人「聞かせて!!聞いてみたい。」
天「はい。」
天はイヤフォンを片方渡すと、聞いていた曲をはじめからに戻す。
陸人「ありがとう!!曲名は……」
天「『MONSTER GENERATIONS』だよ。」
曲名を言うと再生ボタンを押し、曲が流れていく。
音声ツールを使い、七人の声で紡がれていく。
陸人「……………………」
天「陸人?」
陸人「わかんない…。はじめて聞く曲なのに…懐かしい……なんでだろ…」
天「……多分無意識にどこがで聞いたことあったんだよ。…さ、陸人。そろそろ開店だよ」
陸人「あ、うん!!」
イヤフォンを片付け、入り口にかけていく陸人の後ろ姿に、パソコンをシャットダウンさせた天。
天「これも………か」
そう呟いた天の声は、陸人に届かず消えていった。
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