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「すみません!!街角スナップです!!お二人の写真撮らせていただけませんか!?」
高校からの友達である、八口楽斗(ヤグチガクト)と十月龍也(トオヅキリュウヤ)。
街を歩いていたところに、カメラマンに声をかけられ、写真を撮ることとなった。
「お二人ともありがとうございます!!とてもなれた感じでやり易かったです。ありがとうございました」
そういうとカメラマンは去っていく。
楽斗「龍、お前やってた?」
龍也「やってないよ。楽斗は?」
楽斗「俺もやってねぇよ。……ただ、今日見た夢で俺がやってたのをマネて見ただけだ。」
龍也「楽斗も?俺もなんだ。なんなんだろうね、あの夢。」
二人は声をかけられる前、あることについて話していた。
それは、二人が見た夢。ベッドなどの近くで写真を撮っているのだ。楽斗と龍也と二人より年下の人と。
自分なのに自分じゃない。そんな感じがするのだ。
龍也「わかんないね…『ピリリリリッ』これ、楽斗の携帯じゃない?」
楽斗「あぁ、俺だ。……はい、もしもし。はい、毎度どうも……はい、はい…………わかりました。ありがとうございます。『ピッ』わり、帰るわ。注文入った。」
龍也「あれ、今日休みじゃないの?」
楽斗「なんだけど、この人聞いてくれねぇから諦めた。」
龍也「そっか。頑張って」
楽斗「おう。」
二人はそこで別れ、それぞれのやるべきことへと向かっていった。
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