第1章

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「すみません!!街角スナップです!!お二人の写真撮らせていただけませんか!?」 高校からの友達である、八口楽斗(ヤグチガクト)と十月龍也(トオヅキリュウヤ)。 街を歩いていたところに、カメラマンに声をかけられ、写真を撮ることとなった。 「お二人ともありがとうございます!!とてもなれた感じでやり易かったです。ありがとうございました」 そういうとカメラマンは去っていく。 楽斗「龍、お前やってた?」 龍也「やってないよ。楽斗は?」 楽斗「俺もやってねぇよ。……ただ、今日見た夢で俺がやってたのをマネて見ただけだ。」 龍也「楽斗も?俺もなんだ。なんなんだろうね、あの夢。」 二人は声をかけられる前、あることについて話していた。 それは、二人が見た夢。ベッドなどの近くで写真を撮っているのだ。楽斗と龍也と二人より年下の人と。 自分なのに自分じゃない。そんな感じがするのだ。 龍也「わかんないね…『ピリリリリッ』これ、楽斗の携帯じゃない?」 楽斗「あぁ、俺だ。……はい、もしもし。はい、毎度どうも……はい、はい…………わかりました。ありがとうございます。『ピッ』わり、帰るわ。注文入った。」 龍也「あれ、今日休みじゃないの?」 楽斗「なんだけど、この人聞いてくれねぇから諦めた。」 龍也「そっか。頑張って」 楽斗「おう。」 二人はそこで別れ、それぞれのやるべきことへと向かっていった。
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