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百斗「ただいま?。情報集まったよ?」
千瀬「おかえり、百斗。こっちも新曲できたよ。」
街の中心にある高層マンション。その最上階に住むのは、2人の男性。
情報サイト『Re:vale』の管理者である春原百斗(ハルハラモモト)。
そんな百斗に養われつつ、動画サイトで曲を作り上げている織笠千瀬(オリカサチセ)。
アラサーとは思えないほどにイケメンな2人組だった。
百斗「新曲どんなのー?聞いてもいい?」
千瀬「いいよ。せっかくだし、百斗。曲名付けてよ」
百斗「俺がつけていいの!?」
千瀬「うん。お願い」
千瀬が曲を流すと、リズミカルな曲が流れていく。
海賊…そんなイメージのある曲だった。
千瀬「どう?僕聞いてて懐かしくなっちゃったんだけど…なんで泣いてるの?」
百斗「あれ…?なんでだろ…わかんないや…」
初めて聴く曲なのに懐かしくなり、百斗は泣いてしまった。
作られたばかりの曲なのに、自分たち以外の人が歌っているような感覚があるのだ。
百斗「曲名決めたよ!!【JokerFlag】がいいと思う!」
千瀬「【JokerFlag】…いいね、そうしよう。じゃあ百斗お昼にしよう。いつもの蕎麦屋に連絡入れたよ
」
百斗「あれ、あそこ休みじゃ…」
千瀬「お願いしたらいいって言ってくれたよ。」
自分の中にあるわからない感情については置いておいて、2人は遅めのお昼にすることとなった。
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