第1章

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百斗「ただいま?。情報集まったよ?」 千瀬「おかえり、百斗。こっちも新曲できたよ。」 街の中心にある高層マンション。その最上階に住むのは、2人の男性。 情報サイト『Re:vale』の管理者である春原百斗(ハルハラモモト)。 そんな百斗に養われつつ、動画サイトで曲を作り上げている織笠千瀬(オリカサチセ)。 アラサーとは思えないほどにイケメンな2人組だった。 百斗「新曲どんなのー?聞いてもいい?」 千瀬「いいよ。せっかくだし、百斗。曲名付けてよ」 百斗「俺がつけていいの!?」 千瀬「うん。お願い」 千瀬が曲を流すと、リズミカルな曲が流れていく。 海賊…そんなイメージのある曲だった。 千瀬「どう?僕聞いてて懐かしくなっちゃったんだけど…なんで泣いてるの?」 百斗「あれ…?なんでだろ…わかんないや…」 初めて聴く曲なのに懐かしくなり、百斗は泣いてしまった。 作られたばかりの曲なのに、自分たち以外の人が歌っているような感覚があるのだ。 百斗「曲名決めたよ!!【JokerFlag】がいいと思う!」 千瀬「【JokerFlag】…いいね、そうしよう。じゃあ百斗お昼にしよう。いつもの蕎麦屋に連絡入れたよ 」 百斗「あれ、あそこ休みじゃ…」 千瀬「お願いしたらいいって言ってくれたよ。」 自分の中にあるわからない感情については置いておいて、2人は遅めのお昼にすることとなった。
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