第1章

2/10

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
ここは、街の外れにあるカフェ『ファンタン』 二人の若い兄弟が経営している人気のお店だった。 伊織「兄さん、こっち終わりました。」 現役高校生でありながら、店の経営を手伝う水前寺伊織(スイゼンジイオリ) 三斗「おー、サンキュー」 27歳でありながらカフェのオーナーを勤め、料理も作る水前寺三斗(スイゼンジミト) 学校がお休みの伊織とオープンの準備をしながら三斗は考え事をしていた。 伊織「兄さん?どうしましたか?」 三斗「あ…いや、今日変な夢見てさ…」 三斗「なんか大勢観客のいるステージで俺とお前と…あと、知らない五人で歌ってんだ。知らない曲を。…なんか知らないはずなのに懐かしくなってさ…」 伊織「私も似た夢を見ました。…ですが、ただの夢です。体験したこともないですから」 三斗「だよなぁ………うっし、今日もやるぞ伊織!!」 夢が気になりつつも、頭の隅っこへと追いやり、二人は準備を進めた。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加