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「お待ちください、皇子!!」
「どこ行かれるんですか!?」
「まだ仕事残っているんですが!!」
ナンシー「NO!!すべてCancelでーす!!」
「できるわけないでしょう!!お戻りください!!」
雪が降るなか、黒服に追われているのはこの国『ノースメイア』の第一皇子であるナンシー・プランテック・ロットだった。
いつも脱走をし、30分ほどSPと鬼ごっこをしてから仕事をするのだが、今日は二時間たっても捕まえられていない。
ナンシー「今日はしたくありません。謎を解明したいのです」
「出来るわけないでしょう!!20分後にフランスの王女がいらっしゃるのですよ!!」
ナンシー「興味ありません」
「いつもならすぐ食いつくのに!?」
今彼にとって大事なのは、女性などではない。夢の違和感の原因だった。
皇子としてキラキラ輝いてるはずの自分。それよりもキラキラとし、メガネの彼と小さくともパワフルな彼と踊っている自分がいた。
しかも、楽しそうなのだ。彼は、それが羨ましかった。
そのあと、SPに捕まり、夢のことなど忘れざる終えない状況にされてしまった。
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