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まさかの襲来
「びっくりしたよー!アキラ久しぶりじゃん!って来るなら来るって言ってよね」
「母さんがちゃんとサチ子姉に伝えてるからって言ってたよ」
「そんなこと聞いてないけど…」
「携帯見てごらんよ」
えっと、どこにやったか携帯ちゃん…
充電器の近くかな~と
なになに、
[サチ子!あんたの影響でアキラがアニメ大好きオタクに変身しちゃったのよ!責任もってなおすか、学校行かせるように生活させといてね!ちなみに、仕事で旦那と海外行ってくるから後はよろしく!]
「えっと、アキラ?これって本当なのかな?」
「母さんが家も賃貸に貸すからって俺サチ子姉のとこから学校通うからよろしくね」
「よろしくね!じゃないわよ!てか、私のオアシスが~!!」
「オアシスじゃねーよ!ゴミ屋敷じゃん!てか、普通ピンクとか白とかクマのぬいぐるみとかあってもいーんじゃねーの!?なんだよこの黄ばんだカーペット!可愛くねー熊の彫り物!女の部屋かよ!」
「カッチーン!勝手に上がり込んでこの態度何様のつもりなのかしらー?ここは!私の家!嫌なら出ていけば~?」
「はーん?俺にそんな口聞くんだ。いーのかな?母さんが俺の世話してくれる代わりに家賃とか?一年間は払っとくらしいけど?いーんだ?そんな口聞いて?」
なんだって!可愛いげないガキだけど、ここは…大人の貫禄を見せるしかないわね!
家賃に背に腹は変えられないわ!
「まぁ、アキラも行くとこないならしょうがないか」
「サチ子姉?立場違くない?俺は別にここじゃなくてもいくらでも泊まる場所あるから」
「アキラもバカだね~、そうならないようにあんたの母さんが先手打って近所の噂好きの奥さまにいろいろやってるみたいよ。まぁ、私は困らないけど?モテモテなアキラくんは大変よね~」
「クソ!母さん何がよくてこんなゴミ屋敷に…」
「ちょっとゴミ屋敷ってね!片付けたらちゃんとキレイなんだから!今日はたまたまよ!」
「たまたま…ねぇー?」
「じゃあ、アキラも一緒に暮らすんだからちゃんとルール決めるわよ!炊事、洗濯、掃除当番だからね!」
面倒くさいとはいえ、1人でやるより二人の方がま楽だしね
その空いた時間をゲームにまわさなきゃね
そう思った自分を…
後から後悔することを…私は気付いてなかった
「なら俺もルールがある。それはね…」
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