第1章 オーストラリア行き

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第1章 オーストラリア行き

「えー、オーストラリアー??」 私が叫んだ時、自分はまだたったの5歳、年中だった。 「そうよ、オーストラリアに行くんだから、英語も最低でも年並に話せるようにしておいてね。」 お母さんがそう言った時、私の中で世界が真っ暗になった様な気がした。 だってオーストラリアだよ、保育園の時から人生を共にした幼馴染と離れちゃう。 そう思うと頭がクラクラした。 その数日後、私は友人のA君に聞いた。 「私の事好き?忘れない?」 絶対に忘れない。そうお互いに自分達で約束した。 今となっては馬鹿らしい話でしたけどね。
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