続・ジャスティス

　　　
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　我々は正義の名の元に集まった。
　そう。これはそういう正義の物語の続き。

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「本日のキーパーソンインタビューは今最も成長株である株式戦隊ヨンジュウハチレンジャーの代表取締役隊長であるレッドさんにお越しいただきました」
　そう言われてテレビの画面にアップで映し出されたのは真っ赤な高級スーツに身を包んだバイタリティに溢れていそうな一人の青年である。
「今や１００人を越える大戦隊となったヨンジュウハチレンジャーですが、そこまで行くにはレッドさん、きっと並々ならぬ御苦労があったんでしょう？」
「苦労はもちろんありましたね。最初は５人でした。それぞれが頑張って、地道にメンバーを増やして行ったんです。思い通りに行かないことも多々ありましたよ。今でこそ正義の組織は一般化して理解を得られてますが、最初の頃、世間は戦隊は５人だけなんて既成概念にどっぷりでしたからね。『正義の組織なんてとんでもない』とか、色々な方面から言われたもんです」
「頑張られたんですね」
「そりゃ、もう。でも自分一人じゃ無理でした。創業メンバーは本当に良くやってくれました」
「そうですか」
「はい」