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結局、残っていた全員が新たな仲間となった。
全部で21人。
レジスタンスにしてはいい人数だ。
多くもなく、少なくもない。
指示系統をしっかりしていれば、複数でも動きやすい。
「…とりあえず移動しよう。
この中で誰か東側エリアから来た奴はいるか。」
「あ、はい。」
「…お前か。…で?エリート。
東側は大体どんな感じだ。雰囲気的に。」
「…自然豊か?」
「…エリート。おい。周りをよく見ろ。自然だらけじゃねぇか。」
「あ、いや、そうじゃなくて。
南国の植物園に来た感じがするくらい、花畑とか滝とか池とか。」
「…そうか。じゃあ、拠点を東に移そう。」
「…何で東?」
「北側のアイテムは取り付くした。50はない。
西側は大麻畑があるだろうし、南は封鎖。
東にはまだ行ってないから興味もあるが、目的はアイテムとこれだけの人数のが寝泊り出来るような広い場所が拠点にはいい。
花畑は、こんな木々が密集した場所ではなく、だだっ広い原っぱを連想させる。
そこに拠点を構える。みんな分かりやすい目印を見つけて、誰でも入りやすいような。」
「メリットは?」
「ここまで見てきた島の状態から言わせれば、メリットだらけだろう。
それはまた着いてから話す。
とりあえず移動だ。
真鍋、そっちはお前が運転しろよ。それから、全員に中にある機関銃持たせろ。」
「…え、」
「大丈夫だ。俺はこいつらを信用している。渡すんだ。」
「…分かった。」
「戦車内は三人、他は外になる。誰か長刀が使える奴はいるか。」
「あ、俺。」
「久木田。お前は戦車の外で前に立て。草木で怪我しないように、走りながら切り落としていくんだ。俺がある程度は切るつもりだが、取りこぼしがあるといけないからな。
他は銃を構えて敵が来たときの対応を。振り落とされないように注意しろよ。
こっちは…羽田。お前が運転しろ。車の運転と同じだ。」
「ああ、分かった。」
「真鍋は俺らの後ろから着いて来い。離れるなよ。」
とりあえずの指示は出して、東側に向かって移動を開始。
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