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「……ありがとう。悠馬くん。」
「……………」
「…ずっと言いたかった。…ごめんね。」
「……………」
「あのとき、僕は悠馬くんに」
「岳。お前はここにいちゃダメだ。神園と西岡を連れてどこか行くんだ。」
「…悠馬くん…」
「俺はお前を犠牲にするかもしれねぇ!その前に俺から離れろ!」
「やだよ!」
「岳!言うこと聞け!」
「嫌だ!僕はもう悠馬くんから離れない!」
「いつからこんな聞き分けがなくなった!」
「僕はもう守られるだけじゃない!人だって殺したよ!」
「…ん、……だと?
………神園ぉおおおお!西岡ぁああああ!」
「三人で殺した!みんなで一緒に殺した!だから悠馬くんと同じ罪を背負った!
…みんな一緒だよ…悠馬くん!一緒なんだよ?」
「……っ!」
「責めてごめんね?傷つけてごめんね?
許してくれなんて言わないけど…
僕も竜くんも同じ立場になって悠馬くんの気持ちがよく分かった!だから謝って、そして悠馬くんと一緒に辛さも楽しさも味わうために捜したんだ!」
「……岳……」
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