未知なる世界

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一旦流れに乗ると止まれないことに気づく。 追い越す者もいないが自分の速度もなぜか変えられない。 その不安に何度かちらと後ろを見るが後続との距離は2メートルほどの間隔から常に変わらない。 息が上がったり疲れたりもしないが彼は徐々に空腹を感じだしていた。 『死んでも腹は減るのか・・随分想像とはちがうもんだな。時折見かける屋台は利用できるんだろうか?』 そう思った矢先にそれが見えてきた。
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