未知なる世界
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『とりあえず寄ってみるか・・』 そう思うといつの間にか彼は道を離れ、屋台の前に立っていた。 それらの店は通路から少し脇にあり、屋台を囲むようなスペースが設けられていた。人の流れが車であるならサービスエリアのような感じである。 鉄板にはお好み焼のようだがそうではない、ソースとはちがう、得もいえぬ匂いが漂い、空腹を煽る。 「それ・・頂けるんですか?」 「500マルカですよ。」
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