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だってね、かなりの大きな衝突音したよ──その時に俺は見えたのだ、中に何かがいるのを!?
それも衝突音がする前にだよ。
だから確かにいたのだ何かが光の中に。人影?
それも二人もいた気がする……。
ひ、人を車で俺は、引いたみたいだよ。
ほ、本当にこれからどうしよう?
俺自身の体の震えも止まらないから。先程から『ず~っ』と、その場に車を止めたままの状態──それも車のハンドルを握ったままの姿で、呆然としている。
本当に後悔ばかりが走るよ、俺の頭の中で。もうどうしたらいいか!?
と、ただただ、俯いて後悔ばかりをしている、自分自身がここにはいるのだよ。
何で俺は、マンガ本など欲しいと思ったのだろうか?
真っ直ぐに宿に戻れば、こんな事故など起こす事もなかったのだと、後悔ばかりをしているのだ。
それも、何度も、何度もね……。
先程も述べたと思うけど?
俺はね、仕事を早く切り上げて、隣の街。赤穂市のショッピングモールへと、マンガ本を購入するための移動の最中に、こんな大変な事故を起こしてしまった訳なのだ。
特にこの事故が起きた場所は、県境の上りと下りとが、長く続く道でね。車のスピードの方も上がりやすいコースなのだよ。
でも俺はね、言い訳をするつもりはないけれど、前方の方もちゃんと見て確認し
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