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「ん、んんぅ……っ! ドリュー……!」
「マリー……とても美味しいよ」
「あっ、やだぁ……そこで、しゃべ……んんっ」
濡れた乳房に語りかけるブラッドルーの吐息が肌を通り過ぎるたびに、マーゴットの身体が跳ねる。冷たさと身体の中の熱が反発しあい、説明しがたい快楽がマーゴットを襲った。
胸への愛撫に満足したのか、ブラッドルーがマーゴットの脚を思い切り開いた。今まで誰も触れたことのない秘部は、確かめなくても分かるほどしとどに濡れていた。
「……マリー」
「ドリュー、はやく……ひとつに、なりたい」
誰が追ってくるかも分からないこの状況で、マーゴットは繋がりを欲しがった。ブラッドルーは震える手で、そそり立つ雄をひくつくマーゴットの蜜壷にあてがう。
「すまない、マーゴット」
「……いいえ。私は貴方がいれば他に何もいりません」
マーゴットの決意に、ブラッドルーが応えるように大きく頷く。そして、解されていない蜜壷に、ブラッドルーの楔を打ち込む。
「っ、ぁあ!」
「っぐ!」
純血が散らされる。狭い蜜壷は硬く、ブラッドルーの雄をぎちぎちと食いちぎりそうに締め付けた。痛みか、それとも喜びからか。マーゴットの瞳から涙がこぼれ落ちる。
「マリー……愛しい、マリー」
「ブラッドルー様……私は幸せです」
どちらからともなく唇を重ねれば、血の味がする。家族も誰もいない、二人だけ。それでも、マーゴットは十分だった。
「愛してる。マリー」
「私もです……」
何度目かわからないくらい、二人は愛を確かめあった。
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